2011年5月アーカイブ
5/21、CO2入門の話題提供はあつぎ環境市民の会の狩野さんをお招きして、「持続型社会を目指して」というテーマでお話していただきました。狩野さんは約15年にわたってボランティア活動を続けられ、2006年ソロプチミスト賞を授与されています。今回は狩野さんがいま最も心配しておられる原発による放射能汚染について(さまざまな情報を集めて得られた貴重な放射能汚染の現状のお話し)、そのほかにも、水の大切さ、バーチャルウォーター、地産地消、リサイクルの裏側等盛りだくさんのお話しをしていただきました。本プログラムの中からも、自然な流れとしてボランティア活動する学生がでてくればと思っています。なお、6月の初めにCO2入門の学生の希望者約15名と狩野さんのあつぎ環境市民の会と一緒に厚木市内の大気計測を行う予定です。狩野さん、ありがとうございました。
Stop the CO2プロジェクト2の履修をまだ受け付けています。やりたい気持ちはあるが、一歩踏み切れない人は、C科斎藤、B科野田、M科鳴海(C2-E413)に相談に来てください。
それから、すでに履修し担当教員が決まっている人でまだ担当教員を訪ねていない人は、至急担当教員を訪ね、打ち合わせしてください。
Stop the CO2 Project の「CO2入門」の受講者1年生と、「あつぎ環境市民の会」とのコラボで、地域連携協働モニタリングを実施します。大気測定は汚染成分で有名な窒素酸化物NOxについて、厚木市の主要幹線道路沿線及び小学校で行います。1年生の参加を募集しています。参加希望者は応用化学科斎藤までご連絡下さい。難しい作業はありませんので気軽に参加できます。測定法はお教えします。土曜日の「CO2入門」の授業でも説明しますので、ぜひ参加して下さい。今回は第1回ですが、第2回は12月1日、2日を予定しています。
なおこの地域連携活動は、6月中旬にマスコミによる取材も計画されています。
第1回厚木市内の大気中の窒素酸化物濃度のモニタリング
日時:6月2日(木)、3日(金) 17時より
測定場所:厚木市内主要幹線道路沿線、厚木市内小学校(23校)
測定方法:パッシブ型サンプラーを用いた大気サンプリングと
ザルツマン?吸光光度法によるNOxの濃度の測定
データのまとめ:厚木市大気のNOxの濃度マップの作成
参加予定者:「CO2入門」の履修者の有志15名程度 及び
「あつぎ環境市民の会」(代表:狩野さん)を含む11名
(2日間出られない場合はどちらか1日でもOKです)
Stop the CO2プロジェクトの共通テーマとして、5月12日から14日にわたって、大分高専の小西忠司教授に来ていただいて、メタゲノム解析の講習会を開催いたしました。3日間9:00から20:00というハードスケジュールにもかかわらず、約15名が熱心に受講しました。小西先生は、11日の夕方に来られ講習の準備、そして翌日からの講習とお疲れになったことと思います。受講された学生諸君はこの技術をStop the CO2プロジェクトで役立てていただきたいと思います。この解析について、ご関心のある方はM科鳴海までご連絡ください。
なお、メタゲノム解析ですが、現在までに世界中で5000以上の微生物が培養されてきていますが、それは全微生物種の1%にも満たないと考えられています。残りの99%は培養することが非常に難しい難培養微生物、いわゆるVBNC(Viable But Non- Culturable) 細菌だといわれています。メタゲノム解析は、これらの難培養微生物について、 培養しないで環境サンプルから直接DNAを抽出しこれを解析する手法で、近年非常に注目されている手法です。メタゲノム解析のメリットは、培養を省略することにより、画期的有用物質の遺伝子の取得とともに微生物のいる環境を総合的に理解できる点にあります。
4/23、CO2入門の話題提供ということで、厚木環境みどり部の星野さんに来ていただいて、厚木市のごみの分別および環境への取り組みについて話していただきました。大学生になり、親元から初めて離れ一人暮らしを始めた人にとってはとくに身近なテーマだったと思います。お話しの後、時間をオーバーして活発な質問があり、意義のある時間を持てたかと思います。
5/21のCO2入門の教室ですが、いつものE3-102を変更して、K2-1307で行います。
間違えないようにしてください。次回の5/28からは従来のE3-102に戻ります。