昨年度から準備してきた屋上緑化について報告します．本学C2号館に5台の菜園キットを設置し屋上緑化を行っています．本来は屋上コンクリート部をシーリングし，，その上に土が流れださないようにしたうえで，屋上緑化する訳です．しかし，本学C2号館は30年以上の古い建物ということで，シーリング，排水に問題が生ずる可能性があり，大学から直接屋上緑化はやらないように言われていることから，今回は直接土を用いないで，キットを用意して実施しています．そのため，土壌は厚木市のベンチャー企業であるヴェルデさんが開発したヴェルデナイトという軽くかつ保水性の高い人工土壌を用いています．現在応用バイオ科学科と情報工学科の学生がCO2プロジェクト２で土壌表面上のヒートバランスを測定し，それらの測定値から屋上緑化による断熱効果を調べています．植物には，屋上緑化の定番であるセダムのほかトマト，ひまわりを生育させており，植物による違いについても調べています．