2017年5月アーカイブ

 5月27日の第六回CO2入門は,あつぎ環境市民の会前代表の狩野光子様のご講演でした.

 授業開始前に教室に伺うと,いつもの上品でチャーミングなお声で,いろいろと話しかけてく
ださいました.もう古希だから誰かに後を託したいようなお話もされていらっしゃいましたが,ご
講演を拝聴した限りでは,環境問題を中心に,まだまだ溢れる思いが後から後から湧き出て
きているようでした.

 演題は,「持続可能な社会を目指して」ということで(少なくともここ数年は一貫してこのタイト
ルです),広い視野で世界を見渡し,総合的に物事を判断できる力を身につけるように,といっ
たアドバイスから始まり,持続可能な社会とはどんな社会か,環境問題と何か,について,い
ろいろな事例,資料,経験などを交えて,お話し下さいました.

  いつもご講演の際には,「お土産」を持参して下さいますが,今回は,今朝ソーラークッカー
で作ったという「ゆで卵」とソーラークッカー「ひまわり」,そして,なんと「南極の氷」が,お土産
でした.南極の氷は,ビニール袋の口をあけて耳を近づけると,中から気泡が「プチプチ」と出
ているのが聞こえてきます.ソーラークッカーとゆで卵は学生が持ち帰りましたが,南極の氷は,
このまま融かしてしまうのはもったいない,と斎藤先生が持ち帰りました (^o^) .


タイトル(狩野さん)s.jpg


狩野さんとソーラークッカ.jpg





5月20日(土)の第五回目のCO2入門は,三人目の学外講師として,動物写真家の
園原徹様にご講演いただきました.
園原様にも,このプロジェクト開始当時から,毎年ご講演をいただいております.

クマが好きで,毎年のように北極圏へクマ(シロクマやグリズリー)の撮影に行って,
クマだけでなく北極圏の動物や自然の素晴らしさ,厳しさをファインダーに収めてこら
れた方です.

現在は,ご家族の介護のため,北極圏へは行かれていないということで,北海道の
自然や動物の撮影(空撮が多いようです),新境地として大型船の撮影などを行って
いるようです.今回は,まずこれらの写真の紹介から始まりました.

実は,ご講演開始後,いつもと比べて元気がないような印象を受けていたのですが,
アラスカや北極圏の写真の紹介になり始めると,だんだん,いつもの調子が戻って
きたように感じました.私たちにとっては,北海道の知床でもかなりの秘境ですが,
園原様にとっては,やはり,北極圏の話でないと元気が出ないのかもしれません.

何度見ても極北の写真には魅せられるものがありますし,園原様の体験談は興味を
引きます.はじめての学生たちにとっては,なおさらでしょう.

ご講演の最後に,恒例のじゃんけん大会(園原様が撮影した貴重な写真がプレゼント
されます)を行い閉会となりましたが,これも恒例で,解散後,学生たちが園原様を囲
んで質問攻めにしていました (^o^)


タイトル(白くま)s.jpg


















園原さんs.jpg


講演終了後s.jpg